ジュディス・O・ウィーバー
皆さんへ
わたしはセンサリーアウェアネス・ファウンデーションのリーダー代表として、こうして日本の皆さんとのご縁をいただき、センサリーアウェアネスの素晴らしいワークを日本へと伝える事ができることをとても嬉しくまた光栄に思います。
わたしは、リーダーとして1985年からほぼ毎年日本を訪れ、これまでに多くの日本の方々とセンサリーアウェアネスのワークを共有してきました。わたし自身、日本という場所でセンサリーアウェアネスのワークを行うことが大好きですし、とても大切にしています。それと同時に、いつの日か日本人のなかから、自らの国で、自らの言葉で、センサリーアウェアネスのワークをリードしてゆける人たちが育ってゆく事を楽しみにもしています。
そこで今回、センサリーアウェ アネスのリーダーをこころざす方々に、リーダーとして認められてゆくための道のりについてきちんと説明しておきたいと思います。
センサリーアウェアネスはとても深いワークであり、またどのような状況においても意味をもつワークです。ですから、参加者の方がこのワークに馴染んでいき、センサリーアウェアネスが人生や意識の一部になっていけば、おのずと自らの仕事のなかにもアウェアネスが浸透していくことでしょう。たとえば、セラピストやカウンセラー、教師といった人たちが、それぞれの職場において、センサリーアウェアネスを自然なやり方で自分の仕事と融合させてゆけるならば、それは本当に素晴らしいことだと思います。
しかし一方で、センサリーアウェアネスという名のもとに、他の人にこのワークを提供する場合には、一定の資格基準を満たす必要があります。センサリーアウェアネスをリードするためには、誰かメンター(指導者)にあたる人からその許可を得ることが必要です。メンターは、指導下にある人が自分でセンサリーアウェアネスのワークを続けていくことができ、かつ他の人にも教えることができる段階に至ったと感じられたときに、その許可を与えるのです。
センサリーアウェアネスはメソッドではありません。したがってリーダーの養成においても、特定のプログラムや、ある一定の訓練期間が課されるというものではありません。リーダーは、自らの責任において生徒を引き受け育成するとともに、その生徒がセンサリーアウェアネスという素晴らしいワークを他の人びとと分かち合うという、とても特別な旅を始める準備がととのったと判断した時点で、その生徒にセンサリーアウェアネスをリードしてゆく許可を与えます。
センサリーアウェアネスのリーダーとして迎え入れられた生徒は、センサリーアウェアネス・ファウンデーションとセンサリーアウェアネス・リーダーズ・ギルドへの参加資格が与えられます。新リーダーは、センサリーアウェアネス・ファウンデーションのウェッブサイトおよびニュースレターにリーダーとして記載されるとともに、今後のワークショップ情報なども同メディアを通じて発信されます。また年に一度のセンサリーアウェアネス・リーダーズ・ギルド・ミーティングでは、リーダー同士がそれぞれの成長、サポートそしてワークを共有しあう機会が提供されています。またさらに、同じく年に一度一般公開されるセンサリーアウェアネス会議において、他のセンサリーアウェアネス・リーダーたちによるさまざまなセッションを受ける機会もあります。
今後、日本からも多くのリーダーが生まれ、世界中のセンサリーアウェアネス・リーダーたちとともに、この大きな家族の一員としてセンサリーアウェアネスのワークを受け継いでいってくれることをこころより願っています。
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Dear friends,
I am honored and happy to be the leader-representative of the Sensory Awareness Foundation and be able to bring the wonderful work of Sensory Awareness to Japan.
I have been leading workshops in Japan almost annually since 1985, and have had the joy of sharing this work with many people during these years. I love coming to Japan and leading workshops here and I am also looking forward to the time when there will be authorized leaders of Sensory Awareness in Japan who will lead in their own country in their own language. I want to take this opportunity to delineate the procedure and the path for this to happen.
Sensory Awareness is such a deep and universal practice that when a person is familiar with it and it becomes a part of his/her life and consciousness it is natural that it enters their work as well. For instance, if a psychotherapist or counselor or teacher naturally integrates SA as part of their work, that is wonderful. On the other hand, if a person wants to offer this work to other people under the name of Sensory Awareness, there is a process that needs to be met. To teach Sensory Awareness a person needs to receive permission from his/her mentor when the mentor feels that person is ready and able to continue the SA work and be able to authentically pass the work on to others.
As SA is not a method there is no specific training program nor a formulized length of time of study. The SAF leader knows the student and will be able to mentor him/her and designate when s/he is ready to begin the very special journey of sharing this magnificent work with others.
Upon acceptance as a Sensory Awareness leader the new leader will be welcomed into the Sensory Awareness Foundation with a certificate and an invitation to join the SAF and the Sensory Awareness Leaders Guild. S/he will be included in the SAF rooster and information will be listed and his/her workshops can be publicized on the SAF’s website and newsletter. Annual SALG meetings are held where leaders share their work and support and grow with each other as well as an annual conference for the public where various leaders present SA sessions
I hope many people in Japan will eventually want to be become leaders in this practice and will want to join the family of SA leaders throughout the world.